独Filled With Hate Recordsからのリリースと強烈なカヴァーアートにびっくりした『Ovskvre Tortvred Order』以来約3年ぶりの正式音源。INTEGRITYウォーシッパーとして知られるCREEPOUTだけど、当初から持っていた個性が前作以上に確立されて、ブルータリティも大増量でめちゃくちゃかっこいいです!FEAR TOMORROWとかPALE CREATION、近代ではLIVING HELLとかCREATURESみたいに、わりとダイレクトにINTEGRITYを目指すバンドとはちょっと違って、INTEGRITYフィルタの向こう側にクリーヴランドで言えばDIE HARD、CONFRONTなどのもっとストレートでオールドスクールなワルいハードコアを見ているのが伝わってくるのがナイス。その点で言えばROT IN HELLやVEGASもそうなのかもしれないけど、CREEPOUTはCALUSARIとかMENACE OF ASSASSINSみたいな、世界的に見てもかなり特異なダークネスと極悪感を放っていた2000年前後における日本のタフなハードコアのフィーリングを完璧に継承していて、ここ日本でしか生まれ得ないサウンドを鳴らしているのは間違いありません。1曲で参加しているSenta氏(NUMB)のゲスト・ヴォーカルも、いつもより押し殺したワルい感じで最高です!