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Rated Disc Battle

ディスクレビュー

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  • 2016/11/24

END OF THE DAYS / DISCHARGE

僕は悲しい。何が悲しいって、友達にDISCHARGEの新譜聴いた?って訊いた時の反応が。
“え?DISCHARGEってまだやってるんだ…”って言うじゃない?やってるやってる!めっちゃやってる!でも“Calガー”って返される。いいじゃん別に!RainyもBonesもいるんだよ!? DISCHARGEじゃん!DISCHARGEみたいなバンドはたくさんいるかもしれないけど、DISCHARGEはDISCHARGEしかいないんだよ!?
そんなわけで『Disensitise』以来実に8年ぶりとなるDISCHARGEの新作はメタルの殿堂Nuclear Blastからリリース。ヴォーカルがTHE VARUKERSのRatことAnthony Martinから、BROKEN BONESのJ.J.ことJeff Janiakにチェンジしています。ドラムがDave Bridgwood、ギターはTezz、で当然Bonesもいて、つまりはRainy以外全員BROKEN BONES。それBROKEN BONESじゃね?って思うじゃん?違うの!Rainyがベース弾いてたらDISCHARGEなの!来日の時だって、めっちゃクールにベース弾いててワルそうなRainyが一番かっこよかったでしょ?そういうことです。冒頭から刻みまくりのBonesギターで、あっ、BROKEN BO…と喉まで出かかるけど、やっぱDISCHARGEなんです。最高かよ!ミックスはHYPOCRISYのPeter Tägtgren。スウェディッシュ・デスメタルの創生にDISCHARGEの存在は欠かせなかったんだから、良い組み合わせだと思いますよ。絶対かっこいいよ。

text by 久保田千史