- 2012/04/02
KOLOSS / MESHUGGAH
基本的な方向性は前作「obZen」の延長線上にあるが、全体的に楽曲のテンポが抑えられ気味なせいもあって、重く引きずるような圧殺感に満ちたリフ、奇妙に浮遊する幻惑のメロディ、引っかかりながらうねる粘着質のグルーヴに取り分け耳を引かれる。毎度ながら、緻密に計算し尽くされた重層的なリズムとめまぐるしく表情を変えるアンサンブルの奇天烈さにはまったく舌を巻くばかり。ただ1つだけ希望を言わせてもらえるなら・・・ぜひ再来日公演を!
text by 山口勝正