- 2012/04/02
CORROSION OF CONFORMITY / CORROSION OF CONFORMITY
長らくフロントマンの役割を務めてきたPepper Keenan(Vo,Gu)の不参加(とはいえ脱退したわけではなさそう)により1985年発表の2ndアルバム「ANIMOSITY」当時と同じトリオ編成が復活、当然のごとくクロスオーヴァー時代の息吹も大幅に盛り返し、近作で豪快に示されていたサザン・メタル路線に荒々しい突撃感を加えている。しかし荒ぶる音と声には丹念に醸造されてきた芳醇なブルーズの滋味もたんまり。
ヴェテランらしい気概に溢れた会心作だ。
text by 山口勝正