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Rated Disc Battle

ディスクレビュー

エントリー

  • 2015/09/14

REPENTLESS / SLAYER

REPENTLESS / SLAYER
発売日
発売中
レーベル
WARNER MUSIC JAPAN
関連URL
http://www.slayer.net/
https://www.facebook.com/slayer
http://wmg.jp/artist/slayer/

遂に出ました帝王の通算11枚目のニューアルバム。
ドラムはDave Lombartの再脱退で、Paul Bostaphが再加入だけど、これはファンなら誰も文句ないんじゃないですかね?
惜しくも死去したJeff Hannemanの後任にはEXODUSのGary Holtがライヴメンバーから正式メンバーに格上げされたのかな?
とにかく新編成での第一弾。 SLAYERの中でも"Angel Of Death"等の代表曲を作っていたJeff Hannemanがいなくなった事がバンドにどれだけの影響を与えるのかファンは心配をしていたと思うんだけど、結果的にはこのアルバムでSLAYERは健在を存分に示したと思う。
このアルバムでも変わらぬSLAYER節満載で本当に安心した。
まさに不変の美学ここにありという感じ。 ブックレットにクレジットがないのでハッキリとは分からないけど、ライナーノーツによれば今回Gary Holtは作曲には加わってないようなので現在の編成での真価は次のアルバムまで待たないといけないのかもしれないが、まずはSLAYER健在という事実を喜びこのアルバムを堪能したい。
今回初のTerry Dateのプロデュースでのアルバムで、個人的にTerry Dateのプロデュースと言うとまず思い浮かぶのがPANTERAの「VULGAR DISPLAY OF POWER」なので、どうしてもあの強烈なドラム音を期待してしまったんだけど、その予想よりはスネアの音が軽いようにも感じるけど、バンドもPaul BostaphもPANTERAのドラム音の再現を狙ってTerry Dateを起用したわけでもないだろうし、それが特にSLAYERとしておかしいとか浮いてるって事もない。 Terry Dateのプロデュースうんぬんと言うよりもとにかくどっから聞いてもSLAYERの音です。
リリース前に公開されていた数曲の中には「う~ん?」と不安になった曲もあったがそういう曲もこうしてアルバムとして聞くと違和感ないから不思議。 メンバーの平均年齢も50を超えたが、とにかく年喰っても全然変わらないSLAYERの姿はMOTORHEADのLemmy同様存在自体が偉大。
SLAYER、IRON MAIDEN、MOTORHEADと今年は大物バンドが健在を示す作品が多いな~、これはメタルファンにとっては今年は嬉しい悲鳴が続く一年ですな。 日本盤はライヴテイク2曲追加収録。

text by Jumbo