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Rated Disc Battle

ディスクレビュー

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  • 2013/04/30

Conceived In Sewage / DEVOURMENT

テキサス・デスメタル代表、復活第2弾にして4年ぶりのニューアルバムは名門Relapseからの登場!
SKINLESS亡き今、彼らに期待を寄せている方は多くいらっしゃることでしょう。 RIPPING CORPSE〜MORBID ANGEL〜HATE ETERNALのギタリストにして名匠エンジニア、Erik Rutanをプロデューサーとして迎え、これまでになくキャッチーで洗練されたサウンドメイキングに。
とはいえ彼らが小奇麗な作品を作るはずもなく、小気味よいテンポチェンジで放つ残虐なブレイクダウンはよりダイナミックに、ビートダウンも重量感&グルーヴ倍増と、むしろ楽曲のブルータリティが際立つ結果となっています。
以前の、スラミング・デスメタルのセオリーに則ったプロダクションがお好みの方には物足りないかもしれませんが、より幅広いブルータル・ミュージック・ファンのハートをキャッチするであろうことは必至。
小賢しいアレンジメントも全くなく、ブルータリティの体現に力を注いだ傑作!中途半端なデスコア聴くくらいなら俄然こっち聴いてほしいわ。

text by 久保田千史