再結成IN COLD BLOODに参加していたメンバーを含む、A389 RecordingsからのリリースでおなじみのHOMEWRECKERが、なんとなく意外に思えたGood Fight Musicへの移籍後初のフル・アルバムをリリース。デスメタル要素のある、ちょっとクラスティなパワーヴァイオレンスのバンドと評されることが多かったと思うんですけど、本作ではグッとタイトで、完全にメタルに寄せてきた印象。少なくとも、これをパワーヴァイオレンスって思う人はいないんじゃないかな?クラストの要素もほぼ消滅。SLAYER、METALLICAにENTOMBED、GRAVEを足して、イケイケなモッシュパートをフルスタックした感じ。とは言っても、そのモッシュパートは、ハードコアも聴いてま~す!みたいなメタルのバンドには絶対に真似できないであろう、高度にフロア対応したものだし、やっぱりハードコアのバンドではあるんだと思う。そして、メタルにもハードコアにも嘘がなくて、ノリも良くて、演奏もプロフェッショナルなこういうバンドが、もしかしたら今一番良い形のメタルなのかもしれないな~。近代のクロスオーヴァー・スラッシュってところですかね。