PARADISE LOSTのGregor Mackintosh、MY DYING BRIDE、SOLSTICEのHamish Hamilton Glencross、DOOM、EXTINCTION OF MANKIND、HELLKRUSHERの一員としてのみならすNAILBOMBのライヴ・メンバーとしても活躍した“Scoot”ことMichael Gladok、AT THE GATESのAdrian ErlandssonというあまりにもPeaceville過ぎるラインナップで結成され、おじさんたちを大喜びさせたバンドの3rdアルバム。CONVERGEのKurt Ballouによる録音で驚かされた2ndからメンバーが変わり、残念ながらScootとErlandssonは脱退。新ドラマ―として現PARADISE LOSTのWaltteri Väyrynenが加入し、Glencrossがベースも兼任する3人編成で制作された本作も、引き続き録音はBallouが担当。パッケージには“DEATH DOOM GRIND CRUST”というステッカーが貼られていて、Scoot脱退したけど本当かなあって思っちゃったけど、心配ご無用。ちゃんと前作同様にGod City印のクリアかつ荒ぶるノイジーなサウンドでステッカー通りのサウンドを展開します。サンクスリストにもScootの名前があって一安心。クラストパンク、グラインドコア、ドゥームデスが並列に存在していた時代の英国を自ら作り上げてきた猛者ならではの説得力に留まらず、現行のエクストリーム・ミュージックとして最高の仕上がり。NAILSとかSEVEN SISTERS OF SLEEPとか好きな方にも絶対聴いてもらいたいです。でもやっぱ、ANATHEMA だって昔はステンチドレッドだったよなあ……っていうモードにはなるな笑。とは言え、TORMENTEDとかTAU CROSSとかもそうだけど、オッサンにしか出せないかっこよさって、絶対あるよ。
