元LIFEのFutatsugi氏を中心に結成されたメタルパンク・バンドG.A.T.E.Sが、10数余年の活動を経ていよいよ1stフル・アルバムをリリース。現ラインナップはFutatsugi氏以下、元CHURCH OF MISERY、ASSAULT、現NEPENTHESのNegishi氏、TERROR SQUADのMaekawa氏、そしてSACRIFICE、MAGNESIUMの“Samm”ことTachi氏という面々。TERROR SQUADのUdagawa氏もゲスト参加して強力布陣で制作された本作は、トレードマークであるニューウェイヴ・オヴ・モーターチャージド・ヘヴィメタルが芳醇なロックンロールとしてあまりにも純化された、充実の11曲入りとなっています。Extreme the DOJO的に説明すると、WITCHERYが昔『Witchburner』っていう、ACCEPTとかW.A.S.P.とかのカヴァー集EPを出してたと思うんですけど、あれを日本のハードコアパンク / メタルの猛者たちがプレイしていると思ってください。本当は全然違うけど、DOJO的説明としては近いと思います……。それに、マスタリングはメタルパンク盟友と言うべきTOXIC HOLOCAUSTのJoel Grindが担当しています。BLIND WITCH、METALUCIFERのElizaveat氏がカヴァー・アートを手掛けたパッケージは、何と言うか……1980年代後半90年代前半にものすごい熱意を込めて作られたアンダーグラウンド・メタル作品みたいなデザインで、オビタタキからフォント・括弧使いの選択、インフォメーションの入れ方や写真レイアウトまで、えらい拘りが感じられます。