2000年代から活動し、1stをDistortion Recordsからリリースしているスパニッシュ・ポリティカル・グラインダーズの4thフル・アルバム。2011年に名門Relapse Recordsよりリリースされた前作『Eterno Treblinka』からヴォーカルがチェンジ。前任はMACHETAZO人脈の人だったけど、新任もMACHETAZO人脈の人です。"スペインのCATTLE DECAPITATION"という表現がぴったりのポジションにいるバンドだけど、音楽的には現在のCATTLE DECAPITATIONよりも完全にロウでブルータル。本作でも90sデスメタル / グラインドコアをパワーヴァイオレンスでブーストするスタイルが強化されていて最高です。フルブラストとモッシュパートの緩急とかオールドスクールで、所謂エクストリーム・ミュージックを聴き始めた頃の感覚を思い出させます。中心人物のFélixさんはあのブルータル・ヴィーガン・エッジメタルJUSTICE DEPARTMENTのメンバーでもあるので、ユーロ・エッジメタルのファンも必聴です!