- 2017/03/21
DEMONIZATION / LOCK UP
前作はどちらかと言えばややデスメタル成分の多めの作風に感じたが、本作はケヴィンのヴォーカルによる部分も大きいとは思うが、より直線的なグラインドコア成分が強めの作風に感じる。
5分を超えるミドル・テンポの曲が1曲あるが、ほぼ全て3分以内のコンパクトにまとめられた楽曲の連射は、グラインドコア/デスメタルの気持ち良さをとことん詰め込んでいると感じさせる。
シーンのトップクラスのメンバーが集まった所謂スーパー・バンドならではのツボを押しまくる内容はグラインドコア/デスメタルが好きで、このアルバムが嫌いなんて人は恐らく一人も存在しないんじゃないかと思わせる。
これまでのアルバムや目撃したライヴも充分に強烈だったが、本作は個人的には過去最高の強烈さに溢れていると感じられる。Kevinが加入してからはまだ来日が実現していないので、是非このラインナップでの来日を期待したい。
日本盤はボーナストラック2曲追加収録。
text by Jumbo