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Rated Disc Battle

ディスクレビュー

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  • 2016/05/28

THE ADVERSARY / G×S×D

THE ADVERSARY / G×S×D
発売日
6/6発売
レーベル
TILL YOUR DEATH RECORDS
関連URL
http://blog.livedoor.jp/newbleed66/

岡山のG×S×Dの9年振りとなるニューアルバム。オリジナルのリリースはPULVERISED RECORDSからのリリースで日本盤はTILL YOUR DEATH RECORDSより日本先行リリース。
ジャケのメンバーの写真はブラックメタル風で、サウンドにもそれらしさを感じさせる部分もあるが、個人的にはこれはデスメタルと言い切りたいサウンド。
1stアルバムも当時聞いたが、正直白状すれば特別印象に残っていないのだが、9年という年月は相当にバンドが進化/進歩させていることを感じさせる作品となっている。
デスメタルの持つ重さと攻撃性がサウンドの主軸となっており、サウンドの持つ突進力がとにかく凄まじい。帯に「今や世界を代表するデスメタルバンドと称しても決して過言ではない」と書かれてるのも納得の完成度で、実際に海外の一線級バンドと比較しても特別劣っている部分を見つけるのが難しい。サウンドクオリティー含めてどの角度から見てもレベルが高いのは聞けばすぐに納得してもらえると思う。
もはや日本のバンドが海外のバンドに比べてレベルが低いなんて認識は時代錯誤だと思っているが、このG×S×Dが世界レベルの活躍をするのに、それほどここから時間は必要としないだろうと強く思わされる。
日本盤には初回生産限定でXのカヴァーを追加収録。カヴァーのチョイスがXというのも驚きだが、これ本当にカヴァーなの?と疑いたくなるアレンジも聞きどころ。

text by Jumbo