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「MAYHEM ツアー日記」by 川島未来(SIGH)

MAYHEM ツアー日記(名古屋) by 川島未来(SIGH)

いよいよメイヘムの登場となるわけだが、開演15分前になってもヘルハマーが現れない。さすがブラック・メタル。ブラック・メタルとは自由の象徴なのだ。

 ブラック・メタルの歴史に燦然と輝く名盤『De Mysteriis dom Sathanas』完全再現ツアー日本公演。2日目は名古屋。開場直前に雨が少々降り出すという不運に見舞われたが、熱いメタル・ファンはそんな些細なことはお構いなし!一番目のDefiledが始まる頃には名古屋クアトロ内の熱気は最高潮に達していた。昨日に引き続き、ブルータルでテクニカル。とにかく凄まじいブラストビート。そして一癖も二癖もあるリフが絡んでいく。これで興奮するなという方が無理な相談だ。続いてSigh。こちらも昨日に引き続きで、ハプニングなどもなかったので今日も割愛。

MAYHEM ツアー日記

 さて、いよいよメイヘムの登場となるわけだが、開演15分前になってもヘルハマーが現れない。さすがブラック・メタル。ブラック・メタルとは自由の象徴なのだ。まあヘルハマーは他のメンバーと違いメイクをしたり衣装を着たりということがないので、それこそ開演時間ジャストに現れれば問題ないのだが。で、ちょうどバックステージにネクロブッチャーがいたので、聞いてみましたよ。何でDVDでは思いっきり普段着なのかって。ネクロブッチャーって怖そうじゃないですか。今回のツアーでも、「Freezing Moon」のベースだけになるところで、アッティラがネクロブッチャーのフードをはずして、下からライトを当てられたネクロブッチャーがベースを弾くというパフォーマンスをやっているのだけど、あのシーン怖いでしょう?そんなこともあり、「何でDVDでは普段着なのか」なんてアホな質問したら怒られるんじゃないかと警戒していたのだけど、まったくの杞憂でした。DVDのは1st完全再現第1回目だったので、まだ完全にコンセプトが固まりきっていなかったというだけのことだそう。その後全員黒いローブの方が連帯感が強くなるということで衣装を統一したのだそうだ。「ああいう格好はしないというのがポリシーなのかと思った」と伝えたら「それはポリシーだよ。1stの完全再現以外では、絶対にローブは着ない」とのことでした。とても気さくな方で、勝手に怖そうなんて思ってすみませんでした。


MAYHEM ツアー日記

 で、ライヴの方は昨日に引き続き文句なしのかっこよさ。「フォッ!」のタイミング合わせは、今晩もみなさん苦労していたようだ。あれはやはりDeadバージョンで行こうとすると、アッティラのタメに合わせられない。なので明日渋谷のみなさんは注意するように。それから「Life Eternal」ではローソクの炎を触ると云うパフォーマンスをアッティラがやるのだが、ご存知の通りローソクというのは上の方が温度が高い。にもかかわらず、アッティラは思いっきり炎の先の方を触っているのだ。大丈夫なのだろうか。絶対火傷していると思うのだが。そのあたりも本人に確認してみたいところである。

 記念すべきDe Mysteriis dom Sathanas』完全再現ツアーも残すところあと1日。どうしようと迷っている方は、絶対に見に来た方が良い。今もライヴ後の余韻に浸りながらこの文章を書いているが、ここまでブラック・メタル然としたステージは、そうそうお目にかかれない。とにかく圧巻の一言。全エクストリーム・メタルのファンのみなさん、渋谷でお会いしましょう。


text by 川島未来(SIGH)