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対談・インタビュー

AT THE GATESインタビュー

2008年のメタル・シーンでまず注目すべきニュースは、今年期間限定ながら再結成ライヴを行うことを発表したCARCASSとメロディック・デスメタルの元祖と目され、更に現在のメタルコア・シーンの最前線で活躍するバンド達(KILLSWITCH ENAGE、SHADOWS FALL等)に多大な影響を与えたスウェーデンの伝説的バンド、AT THE GATESの再結成!!
こちらも期間限定の再結成であるが、遂に、遂に、そのAT THE GATESの初来日が決定した!!
活動中には遂に来日は叶わずここ日本の地を踏む事がなかったが、解散後にAnders(Gu)とJonas(Ba)が参加するTHE HAUNTED、Tomas(Vo)が参加するLOCK UPでメンバー3人は来日を果たした。それぞれ元AT THE GATESの肩書きに負けないステージングを見せ付けたのは記憶に新しい。しかしながら、その存在感を目の当たりにしたファンは喜びと同時に、「AT THE GATESを見てみたかった」と強く思ったことだろう。その願いも遂にこの5月に叶うのだ!
今回はTHE HAUNTEDのメンバーとして先頃来日したAnders Bjorlerに緊急インタビュー!!
AT THE GATES

Interview with Anders Bjorler (THE HAUNTED / AT THE GATES)


AT THE GATES
今年AT THE GATESが再結成されるのですが、この再結成は期間限定のものですか?

Anders Bjorler:そうだよ。期間限定のものだね。

期間限定で再結成するには特別な理由が?

Anders Bjorler:これをやる理由としては、1996年の解散時に後味の悪い終わり方をしてしまったため、今回の再結成はファンのみんなにきちんとした形でお別れを言うための、幕をおろすためのツアーということになる。なぜ今かという理由は、タイミング的に良かったから。みんなのスケジュール的にも、THE HAUNTEDのレコーディングが終わった後ということで今年の夏がちょうどよかったんだ。

解散中もAT THE GATESのメンバーとは連絡を取り合っていたんですか?

Anders Bjorler:ああ。連絡は取り合っていたよ。いい関係にはあったんだ。

具体的に今回の再結成はどのように話が進んで実現されたのですか?

Anders Bjorler:再結成の話についてはここ何年か、2002年から2003年あたりからしてはいたんだけれど、みんなの都合が合わなかった。特にAdrian(Dr)のCRADLE OF FILTHのツアーが非常に長かったということ、あとは契約上の問題とかでなかなかできなかったんだ。
「本当にやるんだったらあらかじめ少なくとも1年前ぐらい前から動かないと決められない」と、いうことで去年の5月ぐらいに、僕のほうから他のメンバーにコンタクトをとって話を聞いてみたら、みんなから「ぜひやりたい」という非常に前向きな返事が返ってきて、この夏にやろうということが決まったんだ。

AT THE GATES
今の段階で予想するセットリストはどのような感じになりそうですか?

Anders Bjorler:一応、バンドが終わった段階でやっていた音楽が、僕等が目指していた納得のいく音楽であったわけだから、当時のもの、ということで、「Terminal Spirit Disease」や「Slaughter Of The Soul」の曲が中心になると思うよ。もっと古い曲もやるけど、メインになるのはこの2枚の曲だね。

CARCASSのように解散後にやっている音楽活動が明らかに CARCASSよりも人気が落ちている場合、再度CARCASSの名声に頼ってしまう意図は簡単に見て取れるのですが、あなた達の場合AT THE GATES解散後に始めたTHE HAUNTEDで着実に人気も上がっていますし、THE HAUNTEDとしての活動も順調だと思うのですが、今そのような状況の中でAT THE GATESを再始動させる最大の要因は何ですか?

Anders Bjorler:一切ノスタルジックな意味はないんだ。
ただ、仲の良い友達ともう一度集まって、高校の同窓会みたいなノリで楽しくやりたいな、というのが一番の要因としてある。
あとはファンのためだね。
特に日本のように、一度もライブを見たことがない、というような人たちのためにライブを見てもらいたいというのも理由の一つだよ。

AT THE GATESの最後のアルバム「SLAUGHTER OF THE SOUL」は日本ではメロディック・デスメタルの元祖と目されていますが、今振り返ってみてその評価に対してどう感じてますか?

Anders Bjorler:あのアルバムは・・・実はあの直前のツアーが悲惨な状況で終わってたんだ。
プロモーターに金を持ち逃げされたりとかいうことがあって・・・でもそういった事故を踏まえて、僕等は一層強くなり、本当に自立して、自分たちの力でいいアルバムができるんだ、ということを証明したくて取り掛かったアルバムだった。
尺も35~6分ぐらいで、曲の長さにしても音的なものも含めて、本当に的を絞った「Reign In Blood」みたいなアルバムが作りたいと思ったんだ。
そのアルバムが現在再評価されてることについては、余りにもおおごとになりすぎているような気がするなぁ。
やっぱり解散してしまったバンドとか、メンバーが亡くなってしまったとバンドなんかに対しては、特別な感情が高まるということはあると思う、もう手に入らないとか見られない、とかいうところからね。
それはやっぱり人間の性で、手に入らないものを一生かけて探してしまう、というようなところが誰にでもあると思う。
だからそれも含めて、今回の再結成はだらだら長い期間やるんではなく、ごく限られた期間で、見たいという人には見てもらえるだけのものを提供すれば充分じゃないかと思ってるんだ。

AT THE GATES
またこのアルバムなり、AT THE GATESの存在が現在アメリカでブレイクしているSHADOWS FALLやKILLSWITCH ENGAGEに多大な影響を与えていることは間違いないと思いますが、それに対してのあなたの意見は?

Anders Bjorler:それは確かだね。本人たちも認めているとおりさ。でもAT THE GATESだけの影響だけじゃなくIN FLAMES, IRON MAIDENそういったところからの影響が全てあいまって今のものになってると思う。
「GOTHENBURGサウンドスタイル」と言われるものに、NWOBHM(New Wave Of Brisith Heavy Metal)を足して、NWOAHM(New Wave Of American Heavy Metal)が生まれたんだと思うよ。様々な影響を取り込んだ結果なんだと思うよ。
あと、そういうところで名前があまり出てこないけど、MESHUGGAHも、メタルコアのシーンに多大な影響を与えていると思ってるよ。

今のシーンの中で、あなたから見てAT THE GATESからの影響が明らかなバンドはどのようなバンドが思いつきますか?

Anders Bjorler:直接的ではないにしても、影響を受けたんだろうと思われるバンドはたくさんあるよ。
DARKEST HOUR, BLACK DAHLIA MURDERとかもそうじゃないかな。

AT THE GATESとして初の日本公演が決まりましたが、この日本公演に期待することは?

Anders Bjorler:お客さんに対して何かを期待する、というのは特にないけど、今回は“ファンのため”、というのと同じぐらい“自分たちのため”、という再結成公演だから、とにかく思い切り自分たちが楽しもうということを考えているよ。
だから、とにかくみんなが楽しめればそれが一番さ!

最後に、ようやくAT THE GATESを生で見ることが出来る日本のファンにメッセージをお願いします。

Anders Bjorler:言いたいことがあったら会ったときに言うよ(笑)。
とにかく、特別なメッセージはないけど、やっと日本でやれることになって僕等も喜んでいるから、みんなも楽しみにしていてほしいね!